泣くこと
辛かったり、悲しかったり日々ストレスにまみれている訳ですが、過剰なストレスは良いことないけど、適度なストレスっていうのは、なくなったら生きている価値が無いようなそんな気がするものだろうなぁ、などと思う。
っていうか、ストレスの無いとそれ自体がストレスとなったりするので、まったくストレスのないことなんてあり得ないと思っているんだけど。
過剰なストレスがかかった場合、それを解消する術が必要となってくる。
私の場合は、お酒を飲む、買い物に行く、エステに行く、美味しいものを食べる、料理をする、友達としゃべり倒す、とまぁこんな感じなことが多い。
友達としゃべる、以外は誰にも迷惑かけずに自己完結出来る。ときには、迷惑をかけることも悪いことではないのだけれど、ストレスが溜まってくると、誰ともしゃべりたくなくなることもあるので、自己完結型の場合が多い。
それともう一つ。
泣くこと、というのもストレス解消の手段なのよ。
友達には、わざと悲しい映画を見て、切ない音楽を聴いて、ティッシュの箱を抱えながら泣きに浸るという強者もいるけれど、まぁ私はそこまではしない。
私を泣かせるのが上手い男がいる。
本人は気づいていないだろう。けれど、私がストレスフルなときの手の差し延べ方が絶妙。大抵の男は、女に泣かれるのは苦手だ。彼をいつも困らせてしまっていることは解っているけど、甘えさせてもらう。
泣くと本当にすっきりする。泣く程辛いのか? と問われればそれは確かにそうなんだけど、辞めたいとか逃げ出したいとかそういうことではない。泣きながら、ふつふつと闘志が湧き上がってくる。
泣かせてくれてすっきりとさせてくれるところまでは良いのだけれど、その後がいまいち。男っていうのはどうしてアドバイスしたがるのかなぁ。そのストレスの元となるものとどう向き合っていったら良いか、少しでも回避する方法など、延々と聞かされることとなる。
でも、その話しの中には決して「辞めてしまえ」ということは入っていないんだよね。辞めるならもうとっくに辞めてるし、これを乗り越えた向こうに私が見えているものが、彼にも見えているのだろう。簡単に手に入るものなんて、魅力がない。魅力あるものは、苦労しないと手に入らない。そして、それを手にするには必要な苦労だということも解ってくれているのだと思う。
泣いて困らせて文句言ったらバチが当たりますね。感謝してます。本当に。良かれと思ってアドバイスしてくれていることも解ってます。ちゃんと聞く耳は持っていたいと思ってます。
でも、そうやって私を泣かせてくれることが、辛いことを乗り切る一番の薬なのだということは気付いていないのでしょう。今度教えてあげようと思います。