ウソつき ホラ吹きは、夢吹き

http://www.mainichi-msn.co.jp/kurashi/kokoro/yomawari/news/20050116org00m100002000c.html


これを読んだ時悲しい気持ちになりました。水谷修さんの書かれるものは大抵悲しい気持ちになってしまうのですが・・・

もう数年前の話になりますが、知り合いにものすごい嘘つきの人がいました。嘘つきなだけでなく、彼は常に女の人3〜4人と付き合い、その女の人の家を泊り歩き家はなし。お金にもだらしなく、そういう女の人に貢がせてましたね。
もちろん、彼女たちは他の女の人の存在は知らず、自分の家に泊まりに来ない時は「仕事が忙しいんだわ〜」くらいに思っていたようです。
つく嘘と言えば、そういう彼女たちに対する言い訳や隠し事ばかりでなく、自分の自慢話やら生き別れの妹の話、旅行に行った時の楽しい話とか、子どもの頃の虐待の話・・・未だにどの話が本当でどれが嘘なのか解らないものもあります。
私はただの飲み友達だったので、2人で会った事は数える程しかないのですが、本当の友達なんていなかったのかな?って思います。
彼が私に借金を申し入れて来て、その理由の嘘に気が付いた時から徐々に疎遠になってしまいました。もし、私が彼の事を男の人として少しでも好きだったら・・・どうなっていたのでしょうね。嘘だと気が付いていても貸したかもしれません。
後で聞いた話ですが、数人いた彼女の中には数百万の借金を抱えていた人もいたようです。
確かに生い立ちはあまり幸せではなかったようです。幼い頃に両親が離婚して、母親の家で暮らしたり、父親の家で暮らしたり、または祖父母の家に引き取られたり・・・(これは本当の話)
いくら不幸な生い立ちだったとしても、嘘ついて良い事にはならない!と思って当時はすご〜く腹が立っていたのですが、今思えばただの夢見がちな少年だったのかなぁなんて思いますねぇ。。。

「いいんだよ。もっともっと、大きい嘘やほらを吹きなさい。ただし、ついた嘘やほらが本当のことになるようにやってみるんだよ。嘘やほらも実現すれば、嘘やほらじゃなくなる」

私が今彼のそばにいたとしてもこんな事は言ってあげられないなぁ。。。きっと説教してしまうんだろうなぁ。。。