サービス

「本当のサービスってなんだ?」っていう話しを飲みながらしていた。
結局は「気持ち良くお金を払えること」ということに落ち着いたのだけれど。。。


バリバリの営業マンが、サービス業に転職した話しが発端なのだけれど、バリバリ営業マンだった彼は人当たりも良いし、話術も上手い。でもサービス業にはちょっと不向きだった。
それは、目先の売上げを優先させてしまうから。
営業マン時代は数字が結果で、数字は今欲しいもの。でもサービス業はずっと先の数字を追う仕事なんだなぁっていう話しです。


例えば車を買ったとする。
同じ年式、グレード、同じ車ならどこで買っても商品は一緒。そこで、差別化するために、値引きをする営業マンもいる。オプションをタダでつけてくれる営業マンもいる。
この営業マンはそれなりに数字をあげることができるでしょう。
でもこれは、会社の利益を削って、自分の数字を上げる作業だと思うんですね。値引きもオプション品も自分が身銭をきったものじゃない。
同じ営業マンでもほとんど値引きはしないし、オプション品もつけないけれど、マメに連絡をくれて、気を遣い、後々まで面倒みてくれる。アフターフォローは万全。
でもこれって、目に見えない努力のようなもの。いつお客さまから連絡がきても稼働出来る態勢で、自分の時間を削って仕事をしている。
値引きもオプション品も付けないから、会社の利益の損失はない。
でもこういう営業マンには気持ち良くお金が払えるよな〜
そして、次もこの人に頼もうっていう気にさせられる。


サービス業が不向きだった彼は、前者のタイプだったっていうだけの話しです。
後者のタイプだったら、サービス業にも向いていたと思うんですけどね。
どちらが良いでも悪いでもないのだけれど、もし彼が後者のタイプだったら、営業マンとしても息の長い仕事ができたんじゃないかな〜って思います。