メッセージ

いろいろなものを読んで、いろいろと感じるのだけれど、多分私が感じていることは、書き手が伝えたいこととはずれていると思う。
書き手はどう思いながら、書いているのかなぁって思いを馳せてみるのだけれど、心に響くものは、いつも真っ正直なもののような気がする。
読み手を意識せず、自分が伝えたいことを正直に書く。
それをどう受け止めるかは、読み手側の問題。私は多分、本質とは違うところが響いてしまうことが、多いような気がするのだけれど、良質な書き手はきっとそんなこと気にしないのではないかな?って思う。
真っ正直な文章というのは、良かった〜感動した〜とかだけじゃなくて、心に刺さったり、えぐったりすることもある。でもいいのよ。それで。
別に私を攻撃しようとして書かれたものじゃないもの。


正直に書くということと、メッセージを込めるということが、混同することがあるのだけれど、私はこの二つは全く違うものだと、思っている。
メッセージは、「解って、解って」っていうただの信号。
正直に書くってことは、「解ってくれなくてもいい。でも伝えたい。」
「解って、解って」って信号を送る方が伝わらないし、伝わらなかったときの落胆は大きい。
「解ってくれなくてもいい。でも伝えたい。」っていうのは、真っ正直な分きちんと伝わるし、もし伝わらなかったとしても、書き手はそんなことに頓着しない、っていう気がする。


どちらが良いとか悪いとかじゃないのだけれど、私は真っ正直な、ある種の諦めがあるような文章が好きだなぁ、って思います。