届かない〜

今日はちょっとだけ早く帰ってきたので、更新。
むちゃくちゃ疲れてて、更新なんてせずに寝ればよいのだけれど、腹の立つことも多いし、ちょっと頭を整理したいので。


ここ数日、切実に感じているのが、「聞く」ということと「届く」ということは違うんだなぁってこと。
私はよく「伝えなきゃ伝わらない。」と言っているような気がするが、伝えても届かないことは、多々あるんだなぁと。
例えば、彼氏に対して「その貧乏揺すりのクセやめてね」とか「どこでもオナラするのやめてね」とか軽く日常会話で言っても、彼氏はちっとも止めてくれない。
ある日、きちんと佇まいを直して、
「何度も言ってると思うけど、そのクセ、本当にイヤなの。だから絶対に直して欲しいの。」
なんて言ったところで、
「オマエそんなこと言ったことあったっけ?」
なんて言われてしまう。
日常会話のなかで言ったときは、確かに返事はしていたし、聞いていないわけじゃない。でも届いていない。
「もっとちゃんと言ってくれなきゃ解んないよ〜そんないきなり怒られても・・・」
なんて付け加えられた時には、
「だから〜だから今言ってんじゃん!」
って、喉元まで出掛かる。


そんなことが、仕事でも多々あるってことです。さすがに貧乏揺すりやオナラじゃないけどね。
何日か前に、「言葉尻が気になる」っていうことを書いたけれど、それは私の恐怖感の表れでもある。
相手が、私に何かを伝えようと思っていても、私に届いていないことがあるんじゃないか?確かに私は聞いている。でも聞き逃していることが、あるんじゃないだろうか?
さりげない言葉、日常会話、そんなもののなかに、相手が本当に伝えたいと思っていることが隠れているんじゃないのかな?って。それを汲み取ることが出来ていないんじゃないかっていう恐怖。
届いていてもスルーすることもあるのだけれど・・・


数日前、佇まいを直して、ちゃんと伝えた。
相手の反応は「これからはちゃんと気をつけるよ」って言うものではなかった。
「オマエがそんな風に思っていたなんて心外だ!」と言わんばかり。
ねちねちとぐじぐじとした、陰険な態度。もっと素直に聞いてよね〜私の言葉はそれ以上でも、それ以下でもないのだから。


その他にもあんなこともこんなことも、いろいろありまして、精神的には結構辛くなっていた。で、またしても人に泣きついた。
「も〜あんな石頭しらない!会社も辞めてやる!」
なんて喚いて、泣いて、当たり散らしてしまった。
「でも、会社辞めないんでしょ?ちゃんと伝え続ければ、そのうち届くって思っているんでしょ?まだ諦めていないんだよね?」って、言われた。
その通り。本当に届かないって思ったときが、会社を辞めるときなんだと思う。本当は、まだ会社を辞めるつもりなんてない。
こんな風に何度も、落ち込んだり、喚いたりしながらも、私はきっとそれを続けていくんだろうな、と思う。もう無理だ、諦めようという思いと、いつかきっと届くはず、っていうのを行ったり来たりしながらも、伝え続けて行くんだろう。
そして、それを見透かされてるっていう事実に、寓の根も出ない。