女だって。。。

 久々に文章を読んで笑った。「うふふ」とか「にやっ」レベルじゃなくて「がはは!」レベル。


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 多分そうだろうとは思っていた。男がとてつもなくアホだって。でも、改めて読むともうこれは愛おしいレベルのアホだと思う。
 よく内田樹さんは、「これはあまり知られていないが事実である。」などと仰いますが、これもその類いですよね。そしてそれは、誰もがうっすらと知っていることなのだけれど、断言する人がいなかったという話し。
しかし、男が「才能」と「ルックス」という二段戦法で籠絡するならば、女はもっとアホです。
 女を落とすのには、二段戦法なんて使わなくとももっと簡単。
 「可愛い」の一言でOKなのです。
 そして、「可愛い」って言う言葉は、どのようにも応用がきく。
 外見をさして「可愛い」ということももちろん出来る。「美人」や「綺麗」よりずっと愛らしい感じがするこの語感が女は大好きだと思う。「美人」や「綺麗」は客観的に見てもそうでない限り使われてはならない。しかし、男同様、女だって自分の外見に確固たる自信がある人など、ほんの一握り。
 「可愛い」とは、「オレにとっては」ということで充分その威力を発揮する。頭に「目が」でも「鼻が」でも「怒った顔が」でも、何をつけても構わない。「怒った顔が可愛い」などと言われて、そのあとも本気で怒れる女など、多分いない。
 内田さんの三段腹の話しが書いてあったけれど、これは女も同様。「そのぽよんとした二の腕が可愛いね」などと言われれば、やはり悦に入る。そこにコンプレックスがあればあるほど、その効果が発揮される。
 これは、男の人に当てはめると「ルックス」ということになるのでしょうね。
 それと、「可愛い」という言葉は外見ばかりではなく、内面的なことにも使うことが出来る。
 「頑固な」でも「怒りっぽい」でも通常は短所と言われるようなとこでさえ、「そう言うところが可愛いよ」と付け加えれば、ちょっと反省しつつも内心「うふっ」って女は思うもの。
 要するに女の人が怒っていたら「その怒った顔が可愛いね」でも「そんなにムキになるところが可愛いなぁ」でもどちらでもOK。
 本当に便利な言葉だなぁ。
 しかし、「健気な」とか「笑顔が」などの後につける時は、ちょっと注意がした方が良い。女は計算している時があるので。意識的に「可愛い」自分を演出する。そういうときに言われると、効果がまったく無い訳ではないけれど、「してやったり」と思うこともある。
 だから、枕詞は意外性のあるものの方が、効果は期待できるかもしれない。


 「女は」なんて書いたけれど、これは「私が」ってことでもある。いや、でも大抵の女の人はこれで、気持ち良くおちると思う。
 それがたとえ作為的だろうなぁと思っても、まぁいいか、って男の手の中に転がり落ちたい。
 男以上に女はアホかもしれないですね。