腹が立つ。

 ブログにこの手の話しを書くことが多いので、なんてひどい会社なんだと思うかもしれないが……


 また一人、先輩が精神的に壊れて退社する。
 う〜ん。。。
 入社当時いろいろなことを教えて下さった方で、とても温和な性格の良い人だ。ただちょっと不器用なのが仇となってしまった。
 こうなってしまうかもしれないということは、もう2.3か月ほど前に気付いていて、部署も違う職種も違う私は大したことは出来ないながらも少し仕事を手伝っていた。
 けれど、手伝えば手伝うほど、彼は恐縮する。手伝わなければ明らかにキャパを越える仕事量となってしまう。手伝っていたのは私だけではなかったけれど、もうその時点でこの結末は見えていたように思う。
 もっと早くに気付いていれば…… などとは思わない。冷たいようだけど、最後に自分の身を守れるのは自分だけだ。周りがどれだけ手を差し延べてもそれを受け取らなければ、何も変わらない。手を差し伸べてくれと自分から言わなければ気付かれないこともある。


 腹が立つ。
 なぜここまで放置してしまったのかと。
 けれど、彼の人生において、ここで休憩をとることは悪いことではないのかもしれない。この先何があるかわからない。それは誰もがそうなんだけど、一見良くない事象に思えることも、長い目でみたらまた変わって見えるだろうし。
 ただ、彼は今「俺は出来ない」と思っている。
「そんなことは無い」と。それだけは言っておきたい。あと数日の間に彼とゆっくり話しをする時間があるだろうか。もしかしたら顔を会わすことさえないかもしれないけれど、なんとか会う時間を捻出しよう。


 いや、会っても何も言えないだろう。多分。