112兆円。

http://dailynews.yahoo.co.jp/fc/domestic/earthquake_disaster_revention/

「東京直下大地震、経済被害は最悪で112兆円」って言われても、全くピンとこない数字です。
札幌市の雪対策費のおよそ160億円もまったく想像の範囲外だし、実感が湧いてこないですねぇ。
私の金銭感覚なんて、せいぜい家一軒が、35年ローンでやっと買える、っていうのを想像するのが精一杯で、日常では昼食代が数百円とかそのレベルですもん。
情けない・・・

比較対象として、何か解りやすいものはないかなぁ？と思ったのですが、数年前に、村上龍さんのあの金で何が買えたか―バブル・ファンタジーという本があったなぁと思い、本棚を物色。
ありましたよ〜
出版が1999年なので、今と少しお金の価値が違うかも知れませんが・・・

• パレスチナ復興支援　　3600億
• 土星探索機　　4800億
• 政令指定都市規模の街をバリアフリータウンに　　5000億
• 癌治療薬研究開発費　　2兆1000億
• 世界の全地雷撤去　　3兆9600億

他にもティファニー社、ヴァレンチノ社、ヤフーとか書いてありましたが、今と価値が変わっていそうなものは、割愛。
この合計で5兆3000億。東京が潰れたら、もちろんこれらの及びじゃないとは思ってましたが、それにしても112兆って・・・

ただ気になったのは、こういう試算をいままでやったことがなかったのかな？ってことでした。
新潟の地震があって、スマトラ沖の地震があって、ようやくこういう試算に乗り出したのかな？
いままでも定期的にこういうことをやっていたと願いたい。それを私が知らなかっただけだと願いたいです。
でも国の危機管理も大切だけど、個人の危機管理も重要だよなぁ。。。全然出来てないけど。

こういう記事読むより、救命病棟24時観るほうが、よっぽど身につまされるっていうのは、間違っているのかなぁ。。。