男の人って純情。

昨日は気の置けない友人数人と会いました。
30代から40代前半、男あり、女あり、バツイチ子アリもいたし、40代独身もいた。若い頃に初恋のような相手と結婚して、未だに幸せそうな人もいたし、本当にいろいろな人がいたなぁ。
全員の共通点なんて、みんなそれなりに幸せそうだってことだけかな。
男の人も女の人もいろいろな境遇な人がいたのだけれど、やっぱり男と女って決定的に違うのかもしれない。
男脳と女脳とでもいうのかな?う〜ん。面白かった。


別れた彼氏(彼女、又は夫・妻)に対して、今どのような感情を抱いているか、などという話しになったのだけれど、その話しをする時、男の人ってどうしてあんなに懐かしそうな、嬉しそうな顔をするんでしょう?
今のパートナーとは別の感情で、「特別な思い入れがある人」が存在している人が多いらしい。
辛かったことも苦しかったことも良い思い出として懐かしく、思い出すと今でも胸がギュッとする、なんてそろそろ40歳にもなる人が、平気で言っちゃうんですもん。
男の人ってやっぱりそう言う人多いのでしょうか?
女の人は一同にひぇ〜って感じにひいてましたけど。


バツイチで子どもを引き取って暮らしている彼女は、私の高校の同級生。
19歳から26歳まで付き合った彼と結婚したのだけれど、それは端から見ていても壮絶だった。
彼が浮気をしたこともあったし、彼女が浮気をしたこともあった。
遠距離恋愛になってしまった時は、片道4時間以上掛かる道のりを彼が夜中に車を飛ばしてきて、たった30分会っただけで、帰らなければならないような会い方をしていた時もあった。
ケンカもたくさんしていたけれど、ようやく結婚して、やれやれと思っていたら1年半で離婚。(そういえば友人代表のスピーチ、私がしたのよねぇ)
その彼女は、「元夫も、それ以外の今まで付き合った男の人もみ〜んな同列。あぁ、そういう人と付き合っていたこともあったなぁって思うだけ。」と言っておりました。


むむっ。。。これは、解る。
確かに長く付き合った人とは、たくさんの思い出がある。良いことも悪いことも、自分の身となって今に至っていると思う。そういう思い出に対して、感慨深いものはあるが、「人」に対しては今さら何の感情も無いのよね。
小学生のころ好きだった同じクラスの男の子も、7年も付き合ってぐちゃぐちゃになって別れた彼も「人」に対する思いは同列なのよ。
これって冷たいのかな?


女性側がこういう風に思っていることは、男性にはショックだったみたい。
自分が「特別な思い入れがある人」には、相手にも同じように思っていて欲しいみたいですね。
「え〜っ。そんなこと全然思ってませんよぉ。それってすごく女々しいじゃないですか〜昔付き合っていた人が、未だにそんな風に思っているなんて思ったら、怖いですよぉ。」
ごめんなさい。。。わたくし、すごく酔っぱらっていたようで、ついつい言い過ぎてしまって・・・
Mさん、本当にごめんなさい。そんな本気で落ち込まないでください。


これはきっと、男が種で女が畑だからなのではないのだろうか?
種は同時進行で、いろいろなところへ飛んでいけるけど、畑は今を大事に育てたいということではないのだろうか?
男と女の脳の回路って全然違うんだね。
男の人って純情なんだね。
思い出を美しいものに変えられる力は、男の人の方がきっと強いんだね。
いやいや、女の人は、前を向いているんだよ。きっと。。。