夜回り先生

http://www.excite.co.jp/News/society/20050508200300/20050509M40.073.html


水谷修さんが有料の講演は出来ないと講演会が中止になりました。
このニュースを初めて見たとき、なんだか腹立たしかったです。
主催者側のミスだと思います。
水谷さんが、有料の講演をやらないことは、以前にも報道されていたし、彼の言動を見ていれば当然解っていることだと思うんですよね。
それを知らずに、そういうセッティングをしたのであれば、あまりにもリサーチ不足。どういう人に講演をたのんだのかも解っていなかったのか?主催者側は何を伝えて欲しくて、講演に呼んだんでしょう?
そういう信念をもって、それを実行している人の話を聞いてもらうのが目的だったんじゃないのでしょうか?
ああいうメッセージ性の強い講演をされる方は、講演会のスタイルそのものもメッセージとなってしまうのだから、絶対に曲げることが出来ない部分だったんでしょうね。


一番気の毒なのは、講演を聴くつもりでいた400名の方ですよね。
ただ、一時の感情で、その講演をしてしまったら(たとえお金が払い戻されていたとしても)水谷さんにとっては、あまりにも失う物が大きかったように思います。
あれほどの信頼度、安心感は有料の講演をしたくらいでは、揺らぐことは多分無いと思うのですが、それは水谷さんの信念に裏打ちされたものだと思うので、その信念を曲げてしまっては本末転倒なのでしょう。
もし講演を行っていたら・・・行っていなかったら・・・どちらにしても満足した答えなんてみつかりませんよね。そういう状況だから主催者側に対して腹が立つ。


どちらに転んでも満足出来ない状況っていうのは、このニュースに限らずいろいろな場面であることだと思います。ただ一時しのぎの対応をしてしまうとそのツケは大きい。
一見不誠実に見えることでも、信念を通す人の方が信頼出来るのではないかと思います。
講演を聴くつもりで集まった方には本当に気の毒だと思うのですが・・・