飲み過ぎました。。。


数日前に「お酒」のことを書いたのだけれど、あの時は本当にそう思っていた。
ストレスをお酒にぶつけるのはやめよう。何の解決にもならない。酔うことでそれを帳消しにしようなんて、間違ってる。そもそも帳消しになんて、なりゃしない。
でもね。じゃあ心に掛かった負荷はどうすれば良いんだろうって。負荷を掛けるのは一瞬で出来るけど、それを癒すには何十倍もの時間が必要で、一つの負荷が癒される前にどんどん新しい負荷が掛かっていったらどうなってしまうんだろう。
お酒で一瞬にして、負荷を取り除くことが出来るのなら、こんなに楽なことはない。いや、絶対にそう出来ないのは解っているのだけれど。


もう二度と中途採用の新人君(鳳啓介似、32歳、既婚)の話しは書かないでおこうと決めてた。だって、彼の話のなかには明るいものが何一つなくて、書きながら気分がどんよりしてくるから。
それに最近は、ちょっと開き直ってみたり、諦めてみたり、彼との距離の取り方を少し変えて、精神的には楽になってきているなぁって思っていたから。
でもそれは、そう思いたかっただけで、やはり私の中で負荷はどんどん掛かっていたようです。


ここ数日の彼は、相変わらず凡ミスを繰り返し、私に注意されたり、怒られたり、そんなことの繰り返し。「なんとかならないのかなぁ」と思いつつも半分諦めて、苦笑いしているしかなかった。
昨日彼が私に、質問をしてきた。その質問はまったく初歩的な質問で、「何を今更・・・そんなことも覚えていないのか・・・」
彼は、私がこの3か月半教えてきたことを全然、まったく、これっぽちも、爪の先ほども覚えていないのである。
そう思った途端、手に震えがきた。
嬉しくて手が震えた。緊張して手が震えた。怒りのあまり手が震えた。過去にそういう経験はしたことがあったけど、そのどれとも違う感じ。
もちろん怒りが、一番近い感情ではあったけど、やり切れなさとか、虚しさ、悲しみみたいなものが、彼のたった一言の質問で、どっと流れてきた。
「あぁ、もうだめだ。こんなことを繰り返していたら、私の方がだめになる。」
彼を休憩室に呼び出して、延々とお説教。お説教したところで、彼が仕事を理解してくれる訳ではないのは、解っている。でもそうせずにはいられなかった。
彼はそこで、またしても泣いていた。
その涙を見ながら、説教している自分の声を聞きながら、どんどん心の負荷が大きくなっていくのが解る。手の震えもとまらない。
もうひくに引けない、どうしていいか解らない。そんな感じ。


昨日の夜は送別会があったので、会社の人たちと居酒屋へ行った。そこで場を盛り上げ、ハイテンションで飲んで騒いでいたのだけれど、心の中では一刻もはやく一人になりたかった。
いざ一次会が終わって、帰ろうと思ったら、誰もいない部屋へ帰るのが急に嫌でたまらなくなってきた。
みんなと別れて、一人で飲みに行くことにした。
でももうこの時解っていたのですよ。絶対に飲み過ぎるって。


一人でカウンターに座って、ホワイトレディやらマルガリータやら・・・なんだかもうよくわからん、とにかくショートカクテルを何杯か飲んだように思う。
そこのマスターは同じ年で、今までも仕事の話しなんかをちょこちょこしていたから、「今日ね、こんなことがあってね〜」なんて軽く話したのだけれど、
「怒られる側より怒る側、泣く側より泣かれる側のほうが、きついよね。」って言ってくれた。
それだけでなんだか少し救われた。なんだかちょっと泣きそうになった。


そんな訳で今日はものすごい二日酔い。ぐぇ〜気持ち悪い・・・なんて思いながらも朝から仕事。。。辛かったわ〜今日一日。
あれほどやってはいけないって解っていたのに、お酒に走ってしまった。それもそんなことを書いた数日後に、舌の根も乾かないうちに・・・


結局のところ、私は彼に対して、彼の為を思ってとか、そんなことは全然思っていないんだな。
私の目の前にいる、私に負荷を掛け続ける物体に対して、嫌悪して、憎んでいるだけなんだろうな。それを取り除く手段として、早く一人前にすること。早く一人前になって、私の手から離れていくこと、それを望んでいるだけなんだろうな。
それにしてもなぁ〜ストレスに弱いな。出来が悪いとはいえ、たった一人の後輩を育てるのに、こんなに負荷がかかちゃうんだもんなぁ〜
器がちっちゃいですよね。あ〜あ。。。もうやんなっちゃう。


「ばっかじゃねーの。」
「そんなことぐらいで凹むな〜」
「くだらないことで悩むな〜ぼけ〜」
なんて言ってくれる人募集中。