素直さ、誠実さと正直さ

不肖・宮嶋青春記 (マスコミの学校 (002))」を読んだ。面白かった。
私は宮嶋茂樹さんのファンなんですよね〜
最初テレビでお見かけして、どんな方なんだろうってHP見てみたら、もうその写真が凄くて・・・
写真とか、絵とか・・・そういう物を評する言葉を私は持っていないので、上手く表現出来ないのですが、もう心がざわざわする感じ。惚れたわ〜
で、その後写真集2冊購入。そのうち1冊は直接サインしてもらっちゃった。。。


ただ、宮嶋さんは写真集の他にもたくさん著書を出しているのに、読んだことがありませんでした。
今回初めて読んだのですが、面白かったです。まさに「青春記」で、子供の頃から20代後半までのお話し。
ものすごいバカっぷりなんですよ〜若気の至りといいますか、若さ丸出しの無謀、無茶、もう滅茶苦茶ですもん。
久々に活字読みながらげらげら笑いました。
もちろん面白可笑しく、書かれているのだと思いますが、もう男としてはサイテーです。
わがままで、本能のまま自分に素直に生きている人なんだなぁ。


私が写真展へ行ってサインを頂いた時、噂には聞いていましたが、とても腰の低い方で驚きました。この著書とのギャップは凄いです。
でもどちらもご本人の嘘のない姿のような気がします。
多分それが誠実さなんでしょうね。
どんなに著書にえげつないことが書かれていても、写真にも著書にもやっぱりどこか誠実さが出ているような気がします。
だから宮嶋さんのファンは多いのだと思うのだけれど。
写真を見ないで、本だけ読むとちょっと退いてしまうかもしれないけど、そのふたつを合わせるとなんだかすごい魅力だなぁ。


素直で誠実。やっぱり素敵だと思う。


「素直」「誠実」っていうのは、魅力的だなぁと思うのだけれど、「正直」っていうのは魅力的なのかな?素敵なんだろうか?
バカ正直っていうのはあまり褒め言葉じゃないですよね。正直さも度がすぎると、ちょっと愚かな感じがする。
それに正直さを盾にすると、ちょっと攻撃的な感じになる。決して素敵とは言えない。
バカ素直、バカ誠実(そんな言葉ないけど)だったら、なんだかほっこり笑える感じ。


宮嶋さんは正直な人なんだろうか?あまり似合わないような気がする。だって嘘つきそうだもの。
優しい嘘をたくさんついていそうな感じがするもの。(本当のところはよく分からないけど。)
やっぱり私は素直さ誠実さが似合う人が好き。