捨てる

今日会社へ行ったら、やっぱりコンピューターの復旧作業中で、ほとんど仕事にならなかった。
行ったからには・・・と思ってコンピューターを使わなくても出来る仕事を探したのだけれど、そんなものは半日もしない内に終わってしまった。
家に帰ってからもこうしてパソコンの前に座って・・・それもほぼ毎日。
あまり意識していなかったけど、もうパソコンなしでは日常生活に支障をきたすのね。


最初から無ければそれなりの生活をしていると思うのだけれど、その生活にはもう戻れない。
なんと不便な・・・
便利な生活を手に入れると、不便な何かを背負わなきゃならないんだね。
何かを得ると何かを失う。
きっとそれぞれにキャパが決まっていて、得るものの数と失うものの数は等しいのかもしれない。


これって私のクローゼットに似ているかも。
洋服を一枚買うと、それをしまう場所を作る為に一枚捨てる。
どれも捨てられない〜なんて言っていると、溢れ出して収拾がつかなくなる。


いままで一体どれくらいのものを捨ててきたんだろう。
捨てることを考えずに得てしまうと、必要なものまで捨てなきゃならない。
なんだか今まで得るっていうことが良いことだと思ってきたのだけれど、決してそうじゃないんだなぁと思う。
大事なものを捨てなくて良いように、得るものを吟味しなきゃならないんですね。


捨てるのは痛みを伴うと思うんですよ。それは愛着とか執着とか、その他目に見えないものとか。
知らず知らずの内に、捨ててしまっていたってものもあると思うんですよ。気が付いた時にはもう遅い。そんなのイヤだなぁ。
自分に本当に必要なものは何なのか、ちゃんと吟味しなきゃならないってことなんだなぁ。