糸。

無くて七癖なんていうけれど、自分の癖はわかりませんね〜
無いとは思わないけれど、無意識のうちにやってしまうのが、癖な訳で・・・
でも自分の癖、みつけました。
髪の毛を触ってしまうこと。髪の毛というよりは、頭を撫でるような仕草をしてしまうことが、最近多いように思います。
どういうときにしてしまうかと言うと、ちょっと困ってるとき、不安なとき、寂しいとき。
人間ってすごいな〜
そういうとき自分で撫でて、自分を慰めちゃうんだもんな〜それも無意識に。
先日友人が、健康診断のために病院で採血をしたのですが、その針が身体に刺さっているのをみたら、もう可笑しくて笑いが止まらなくなったと言っていました。
看護士さんに「自分の中の恐怖とか不安を紛らわすために笑い出してしまう方は多いんですよ。」と言われたそうです。
やっぱりすごいね〜そういう感情を中和させる方法を人間て知ってるんですね。


自分の髪の毛を触っている機会が、どんどん多くなってきて・・・
この間充電したばっかりなのに・・・私ってどうしてこうなんだろ・・・
いや、理由は解っているのです。
この間仙台へ行って、本当に楽しかった。姉ともゆっくり出来たし、姪っ子も可愛かった。義兄も喜んでくれていたし、仙台の街並も大好きです。
でもね。だからこそ気が付いてしまったんですね。
私は日常で結構無理してるなって。張りつめていた糸のようなものが、仙台でプチっと音がした。


今住んでいるこの家も、街並もなんだかよそよそしくて、周りの人たちもいい人なんだけど、本音をさらけ出せるほどの関係じゃない。
昨日みたいにみんなで焼き肉屋へ行ったりするのも楽しい。でも心から笑えない。
私が信頼している人は、みんな遠くに住んでいて、年に数回会うだけ。
職場だって、仕事以外の人間関係とか後輩の世話とかどんどん要求されて、負荷がかかっているのは解っている。
でも私は、ここで生活して行かなければならない。
まったくストレスのない生活なんてあり得ないと思って、これくらい普通だよな〜なんて思って、そういうことに目を背けてきたけれど、どんどん糸は張りつめて行く。
何かのきっかけでプチっと切れて、もう目を背けているわけにはいかない。。。


じゃあ一体どうすればいいんだ。。。
時間が少し経てば、またそういうことに目を背けることが出来るでしょう。糸はまたどんどんピンと張ってきて、そのうち切れると思うけど、それまでのしばらくの間はなんとかなるでしょう。
そうするのがいいとは思わない。でも、それしか今は思い付かない。


たった一人でいい。誰か側にいて欲しい。自分で自分の頭を撫でるのではなく、誰かに撫でて欲しい。
信頼出来る誰かと、ちょっと寄り添って、一緒に歩いていたい。
きっとそういう人がいたら、糸は切れずに過ごせるような気がする。