世界遺産。

先日北海道の知床が世界遺産に登録されましたね。
テレビで特集が組まれたり、本屋さんへ行けば写真集が発売されたり・・・
知床方面の観光も人気のようです。
私は子供の頃、家族で行って以来なのですが、やはりね。圧倒される自然でした。
世界遺産に登録されているものは、どこも本当に素敵です。
ほとんどのものは写真でしかみたことがないけれど、本当に後世にずっと残っていて欲しい。
そして、いろいろなところへ行ってみたい。写真だけじゃなくて、この目で確かめてみたいって思います。


世界遺産に登録する。。。
このユネスコの活動はとっても意義があると思うし、本当に素敵なことだと思うのだけれど・・・
でもなんとなく、イヤな感じがするんです。
こうして登録して、基準を設け、監視態勢を整え、人が侵入出来ない箇所を増やし、人工的な力を全力で注いで、自然を守る。
自然だけじゃなくって、文化的・歴史的遺産も然り。
本当に素敵なところばかりなのに、こんなに力を注がなければ守ることが出来ないのでしょうか。
素敵なところだってことは、誰もが解っていることなのに、放っておいたら残せないってことなんでしょうか。
残せないんですよね。
その残せないっていう事実がすごくイヤな感じです。


この世界遺産も、ありとあらゆる法律もモラルの欠如から生まれるものなんですよね。
モラルのある社会には、そんなものは必要ない。
暗黙の了解だけで、世界が成り立つとは思わないけれど、何もかもがんじがらめでつまらない。
つまらないな〜
決めごとだらけの世界なんて、魅力ないな〜
決めごとをしなくちゃならないのは、思いやりが足りないからなんだよな〜
そして決めごとをすることによって、思いやりがどんどん奪われていくんだよな〜
決めごとが多くなると、あとは何をやっても良い、っていうような殺伐とした世界になって行くんだよな〜


でも。。
決めごとを増やさないと、もっと崩れていってしまうのですよね。
なんと寂しい。。。
綺麗ごとだってことは、解ってます。
でもやっぱり、この決めごとばかりの殺伐とした世界って、なんだか悲しいよ。。。