「危ない恋愛」補足

先日の「危ない恋愛」ちょっと引用が乱暴だったかな〜と、ちと反省。
ただ、あの2か所を使ったのには、私なりの理由があるので、説明を・・・


一冊の本の感想を書く時に、私は一文(一節、一章)を抜き出して、それに対しての考えを書く場合と、全体的な印象、方向性を重視して書く場合があるのだけれど、今回は後者、全体的な話しを書きたかったのに、見事にそれに失敗した!っていう感じです。
最初に引用した「人間はフィクションの中で〜」の部分は、「あとがきにかえて」の中でも最後の方に書かれているもので、この本の中の本当に最後に書かれているものなんですね。
それと次に引用した「今の君でいいわけないじゃん〜」の部分は、本文の最後に書かれているものです。
この本を全体で説明しようとしたときに、この最後に書かれている2箇所に名越さんが言いたいであろうことが集約されているように感じたので、この部分を引用しました。


名越さんを少しでも知っている方なら感じたと思うのですが、「今の君でいいわけないじゃん!」なんて強い語調は、名越さんにしては、珍しいことのように思います。それだけに集約されているように私は感じたんですね。
でもこれは、本一冊の結論的部分だけ引用したのはやはり乱暴でしたね。この結論に至るまでの経緯があるわけですから。