ハッピーバースデー

ハッピーバースデー

その人によって、笑いのツボがあるように、怒りのツボとか、泣きのツボっていうのが存在すると思う。
私の泣きのツボをぐいぐいえぐるような本。久々に感情を解放するような本に出会ったなぁ〜

虐待、いじめ、無関心、連鎖、やさしさ、愛。

被害者が加害者で、優しいけど冷たい。
子どもは素直で無垢で、残酷だけど、やっぱり愛おしい。誰もが子どもだったんですよね。
もともとは児童書だったらしいのですが、ベストセラーになって、大人向けの改訂版だそうです。児童書も読んでみたいなぁ。

いろいろ感想を書こうと思っていたのですが、どんな言葉も陳腐な感じがするので、書けそうもありません。とにかく読んで欲しい。
心がすさんでいる時に読むと、暖かくなる。
心が穏やかな時に読むと、もっと優しくなれる。そんな本だと思います。

とにかく泣けました。最初から最後まで。
泣ける自分で良かったって思います。