許せない自分。

 自分の欠点なんてたくさんあるけれど、それを補うためにやっていること。それは演じること。
 短気で怒りっぽいから、出来るだけ笑ってみせる。普段はぐうたらだから、ぱきぱき動いてみせる。突然気弱になってしまうから、いつも顔を上げる。
 そんな風に小さなことだけど、自分に課題を課して乗り切ってきたつもり。でも、そんな風にしていると本当の自分がよく解らなくなって、ぐうたらな自分はもういなくなったような錯覚を起こしてしまうことがある。でも、どっちも自分なんだな。どちらの私も本物の私なんだと思う。ちょっとくらいぐうたらでもいいかぁ〜って思うし。


 でも、どうしてもこれだけは、直したい自分の欠点っていうのもある。
 ここに書くことでさえ、恥ずかしい。絶対に認めたく無い自分。15年くらい前にそのことに気づいて、ずっとなんとかするように努力して来た。そして、なんとかなったかなぁ?って思っていた。
 でもつい最近、そのことを指摘されてしまった。。
 「甘えん坊だなぁ。。」
 うげぇ〜ですよ。そんな甘ったるい話しじゃなくて、顔から血の気がサーッって退きましたよ。15年も努力してなんとかしようと思ってきたのに、全然直ってないじゃん!今までの努力は何なんだ〜
 人はそんなの別にいいじゃん、って言うかもしれないけれど、これは絶対にマズイのです。
 この性格で人生棒に振ってきたと言っても過言じゃない。この性格が無かったら、絶対に違う人生歩んでいたっていう自信がある。
 別にいままでの人生を後悔している訳じゃない。でも、この性格が無かったら、もっと楽な人生だったはず。もっと鷹揚にしていられたはず。心穏やかにしていられたはずなのよ〜


 ひとりで何でも出来るようになったな、とは思う。どこへ行くのもひとりで平気になったし、ひとり遊びも出来るようになった。でも、本質は変わっていないんだろう。
 まだ努力して、そういう自分を押し殺して行かねばならないのだろうか。それとも諦めて受け入れなきゃならないんだろうか。どうすれば良いのか解らない。でも苦しい〜


 あぁ、恥ずかしい。三十路半ばで甘えん坊な自分。寂しん坊な自分。
 怒りん坊とか、きかん坊の自分の方がまだ可愛い。そういう自分なら愛せる。
 なんだかとっても自己嫌悪。まだまだそういう自分と付き合って行かなきゃならないのかぁ。15年くらいも頑張ったのに直らないのだから、あとは上手に付き合うしかないと思うのだけれど、半分諦めて半分あがきながらいくしかないのでしょうねぇ。