解る

 今日親友とランチをした。暮らしているところが離れているので、会うのは4か月ぶりくらいかなぁ。
 久々に会うと、積もる話しも多い。
 仕事のこと、恋愛のこと、まぁぐだぐだと時間の許す限り話しをした。
 「何やってるの〜」とか「もういい加減にしなさい!」などとも言われたが、「あぁ〜そうだよね〜。」「そ、そうなのよ〜」「解る〜その気持ちすっごく解る〜」などとお互いに言い合いながらあっという間に時間が過ぎて行った。
 その「解る」という感覚は何なんだろう・・・と思った。
 私は彼女じゃないし、彼女は私じゃない。いくら付き合いの長い親友とは言え、何もかもが解る訳ではない。でも「解る」と思う。


 ときどき、誰かに「解る」と言われると無性に腹が立つことがある。「何が解ったんじゃ〜」って感じで。「解る訳が無い」と。
 「解る」と言われたときに、「あぁ、解ってくれる人がいる」と思う感覚と「私の気持ちなんて解る訳が無い」と思う感覚というのは、何が違うのだろう。
 共有した時間の長さでは無いと思うし、性格が似ているから「解る」というものでも無いと思う。似ていない人に対してだって「解ってくれた〜」って思うこともあるから。


 ベクトルの違いかな?ベクトルが似たような人に「解る」と言われると素直に受け取れる。
 う〜ん。。。それだけじゃないような気がする。
 「解る訳が無い」と思う人に対しては、どこか見下したような気持ちがあるような気もする。じゃぁ、何故私はその人を見下してしまうんだろう。本当に見下しているんだろうか?


 解んないなぁ〜
 誰か解る人、教えてください。