徒然

 今日は代休でした。
 ゆっくり朝寝を楽しもう!などと思っていたのに、仕事の電話で目が覚める。あぁん!これで起きた途端に頭が仕事モードになってしまって、なんだか半日は損した気分。


 仕事の電話というよりも半分人生相談みたいな電話だった。
 優しい人だなぁと思う。これこれこういうことをやってあげたい相手がいるのだけれど、それをすべてやってしまうと相手が重荷に感じるだろう。だけどそれでもやってあげたい気持ちに変わりがない訳で、自分の気持ちを相手が負担に思わない程度にやってあげるには、どの辺が落としどころだろう?と、言うような内容だった。
 もしその話しが、やってもらう側からの電話だったら「ありがたく受け取ったらいい」と言ったと思うけど、与える側の場合はちょっと難しい。
 思いを形にするっていうのは難しいな。
 思いを言葉にするのも難しい。
 ただがむしゃらに思いを伝えるのは、押し付けがましいし、でも伝える努力をしなければ何も伝わらない。


 仕事とはまったく関係がないけれど、夕方友人から電話が来た。なんだか言葉の歯切れが悪く、何を言いたいんだかさっぱり解らない。
 少し話しをしているうちに、ようやく言いたいことが解ってきた。それは私にとってはあまり良い知らせではなく、それを伝えることを躊躇して、なんだか歯切れが悪かったのだ。
 意地悪心がむくむくとしている時ならば、言いたいことが解っていても、それを最後まで言ってもらうのだけれど、今日の私は優しかった(?)ので言葉を遮って「もう解った」とだけ言って全然別な話しをした。
「もういいや〜それを伝えるをそんなに躊躇ってくれたのなら」という思いが半分。
「どうしてそんなことになっちゃう訳???」って文句タラタラ言いたいのが半分。
 もしそれを何事もなかったのように、サラッと言われたら間違いなく文句を言っていたと思うけど、躊躇ってくれたので、良しとすることにした。
 っていうか、他にどうすれば良いのか解らなかった。


 なんだか脈絡のない話しだけれど、まぁそういう優しい思いっていうのは伝わるんだよなぁってことと、それが優しい思いだとしても辛いんだよなぁっていう話しです。
 だって、文句言えた方がずっと楽だったから。