ツイてない日。

 何をやっても空回り、ツイていない日っていうのがときどきあるけれど、今日はそんな日。
 会社のPCのご機嫌が斜め。それもそうとうな斜めで仕事がまったくはかどらない。イライラが頂点のときに、突然の来客。来客と言っても親会社の社員なんだけど、これもまた憂鬱になるような話しを持ってきた。予想もしていなかった膨大な作業量の仕事。そんなものを簡単に「やっておいてねぇ〜」なんて言われても何も言い返せない。
 で、その後もPCと格闘した結果「今日は何をやってもダメな日」と決め込んで、早々に帰ってきた。
 今日、仕事が進んでいないということは、それをどこかで挽回しなきゃならない。それも今日は疲労困憊。もしかしたら明日も格闘が待っているかもしれない。
 今週は既に休日出勤の予定。しかし代休の目処はたっていない。
 それなのに、遊びの予定も詰まってる。このままだと遊びの予定をキャンセルしなきゃならなくなりそうだ。そんなのイヤだ。
 まだ日にちはある。どこかで調整しなければ・・・


 別に誰かに非があるわけではない。ツイていないっていうのはこういうことだ。不可抗力だってことは解ってるんだけど、軽くへこんだ。
 そんなときに、電話が鳴る。
 私のツイてないなんて目じゃないくらいの不幸話を聞く。腹がよじれるほど笑った。笑い事じゃないことくらい解っていたが、腹筋が痛い。
「こうなったら笑い飛ばすしかないよぉ〜 済んだことはもうどうしようもないんだから笑い飛ばして、明日はなんとかなるよぉ〜」
 なんて言ったが、それは自分に向かって言った言葉だ。
 その電話がこなかったら、笑い飛ばすことが出来ずにへこんだまま時間を過ごしていただろう。
 感謝。感謝。別に人の不幸を喜んでいる訳じゃないけど、思いっきり笑わせてくれたことに感謝。
 最後は向こうも笑っていたから、まぁ、今日はこれで良かったことにしよっと。