紫陽花

 紫陽花を見ると、小学生の頃の夏休みを思い出す。
 自由研究と称して、工作を作ったり絵を描いたり…… 2年生くらいのころだったと思うんだけど、紫陽花の絵を描いて提出したことがあった。
 昔から(今でも)絵を描くことはものすごく苦手なのに、なぜ絵を描くことにしたのかは覚えていないけど。


 紫陽花って梅雨の時期の花っていうイメージ。だって、子供の頃のカレンダーの6月は、必ずと言っていいほど、雨が降りしきる中、紫陽花の花が咲いていて、そこにカタツムリが描いてある。そんなものが多かったから。
 でも、実際には今、紫陽花が満開。(多分北海道だけだよね)
 夏休みに描いた紫陽花も我が家の庭に咲いていたものを母親が花瓶に挿してくれたくれたものだった。


 どうしてこんなことを覚えているかっていうと、絵が苦手な私としてはとても良い出来のものが描けたから。なんだか嬉しかったんだよなぁ。
 その時嬉しかったことを紫陽花の花を見る度に思い出すのです。