サービス

 先週末、利尻・礼文島へ遊びに行ってきた。
 お天気良し。食べ物は美味しい。友人とゆっくり出来たことも含めて、申し分ない旅。唯一の難点は、強行スケジュールでだったので、ちと疲れた。。。


 良い意味で「田舎だなぁ〜」と思う。
 サービスが過剰じゃないところ。都会のサービスから見れば、行き届かないところもあるんだけど、本来サービスってなんだ? ということを考えさせられた。
 かゆいところに手が届くことは必要なことだけれど、かゆくないところにも手を伸ばして「かゆいところはないですか?」と聞くのは過剰なことなんじゃないだろうか。


 もし、辛そうな顔をしている友人がいたら……
 どうしたの? 大丈夫? 何かあるのなら話してみて。と、いうのも優しさのひとつなのかもしれないが、ただ黙って側にいて、友人が話したくなるのを待つのも優しさだと思う。
 良い意味で田舎だなぁ というのは、後者の優しさを持つサービスなんだと思った。


 レンタカーを借りて、島中をぐるぐると廻っていたが、ちょっとした絶景スポットがてんこ盛り。その度に車を止めて、背筋を伸ばして、美味しい空気を吸って。
 いちいち車のエンジンを止めて、キーをロックしてなんてことはせずに、ちょいとそこまでって感じで、車を離れたりもした。
 普通ならそんなことはしないけれど、車上荒らしがいるだなんてとても思える雰囲気じゃなかった。(無防備だとは思うけどね。)
 これもやはり、良い意味で田舎なんだと思う。別に知っている人なんて居やしないが、信用出来る場の雰囲気があるんだと思う。
 この信用出来る場の雰囲気っていうのは、過剰じゃないサービスに繋がっているような気がする。


 人って、言葉でコミュニケーションをとるのが一番手っ取り早いし、それは伝えるためにも手を抜いてはいけないと私は思っているが、言葉を重ねることが信用に繋がるわけでは無い。
 良いサービスを受けたいと思ったら、何もかもしてくれるのをただ待つだけじゃなくて、自分がどういうサービスを受けたいのかを的確に伝える必要だってあるだろう。そして、伝えたことをきちんとこなしてくれればそれは良いサービスなのだと思った。


 あぁ。。。それにしても最近食べ過ぎかも。
 魚介類はしばらく見たくもないってくらい食べ過ぎました。。。