おみくじ

 今日、初詣に行っておみくじを引いた。
「吉」
 まぁ、こんなもんでしょう。
 おみくじなんて大してあてになる訳でもないし、何が出ようとそれほど気にする訳じゃない、などと思っている。
 しかし… ときどき耳の痛いことが書かれていて、そういうときは本当に精進しようなどと思うのです。
 で、今年はそんなおみくじでした。


「果報は寝て待て」「急がば廻れ」なんだそうだ。
 焦って自我を押し通そうとすればますます思わしくない方向へと向かう。焦ればせっかくのものを台無しにする。
 小さなことにこだわらず、ゆったりとした気持ちで過ごせ。
 夢(勝負)はいずれ手に入る。しかし今は時期ではない。


 私はいつも縁起物(熊手や小判etc)が入ったおみくじを引くのだけれど、今年は「おかめ」。
「笑うかどには福来る」と言うことらしい。


 要するに、今年はにこにこ笑って耐えろ、と。
 焦るな、焦って動いてもいいことなんてない、と。
 そしてそれが出来れば、いいことが待っている、と。


 ここしばらく考えていたことは「もう耐えられない。耐えたってどうせいいことなんてない。どうせいいことなんてないのなら、動いてみようか」ということだった。
 動いて良い結果が出なかったとしてもそれで白黒はっきりするのなら、また諦めもつくだろう。そして「もう耐えられない」などと思っていた私は当然のように笑えなくなっていた。
 耐えるのは苦手だ。それにせっかちなので結論が早く欲しくなる。
 まんまと全てを戒められた。


 本当は、解ってたよ。
 今は動くべきじゃないってことも、もっとにこやかにゆったりとしていなければならないってことも。
 何を信じて、何を支えにすれば、そう出来るのかは解らない。けれど、今はそうした方が良いってことなんだろう。
 やっぱりやるしかなさそうです。