磨く。

 フリーペーパーに某航空会社の機内食レシピ募集の記事を発見。
 採用されなくても抽選でハワイまでの往復航空券が当たるかも〜 ということなので気合い充分!
 で、思う。
 普段なんとなく感覚でやっていることを紙に落とし込むというのが非常に面倒な作業だということ。塩だって砂糖だって適当だ。適当って言うのは良い塩梅ってこと。その良い塩梅を勝手にやってくれって訳にはいかんのですよね。


 どんなことでもそうだけれど、最初は説明された通りにしか出来なくて、それから感覚を掴んで自分のものにして、オリジナル化して行く。
 レシピ募集に応募するっていうのは、そのオリジナル化したものをまた説明に戻すという作業だ。
 最近、仕事でも同じような現象。オリジナルを人に伝えるためにデータに落とす。もう〜 めんど〜
 でも、それをやると自分の勉強になる。何気なくやっていることの意味を考えさせられる。無駄を省いて簡素化する。削って付け足して、ようやく完成。


 オリジナルがまだ頭のなかにしかないうちは完成とは言えないのかもしれない。磨けば光る石のようなものでしかないのかもしれない。磨かなければ、ただの石ころ。